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 女性の目線で環境問題を      わいわい楽習♪


by eco-tone
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【大栗観察&自分だけのコケテラリウム作り】
・日時:2023年10月9日(月・祝)10:00〜15:00
・場所:山形県西川町大井沢
・天候:曇り時々雨

今年度最後の活動は西川町の巨木「大井沢の大栗」の観察です。大井沢の大栗は樹齢800年クリCastanea crenata Siebold et Zucc.の巨木で日本一の太さを誇ります。今年は全国的にクマの出没が相次いでいて、大井沢でもクリの食害が多かったので遭遇しないか少し心配しましたが、参加者のワイワイ賑やかな声で会わずに済んだようです。

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栗の木まで続く林道を進みます。車でも行けますが今日は歩いて植物観察をしながら行きます。

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鮮やかなピンク色の花を咲かせる“イヌタデPersicaria longiseta (Bruijn) Kitag.”この辺りでは通称アカマンマと呼ばれています

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ハナタデPersicaria posumbu (Buch.-Ham. ex D.Don) H.Gross 別名ヤブタデ。イヌタデ同じ場所に生えていていました。イヌタデとよく似ていますが、イヌタデより花序がまばらにつきます。また葉の先端は尾状になります。
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サラシナショウマCimicifuga simplex (DC.) Wormsk. ex Turcz.

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紅葉にはまだ早く今年は11月かな。

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山ホップとも呼ばれるカラハナソウHumulus lupulus L. var. cordifolius (Miq.) Maxim. ex Franch. et Sav.雌雄異株です。ビールに使用するのはセイヨウカラハナソウです。家でビールに追いホップしてみたら泡がクリーミーになり爽やかな香りと苦味がプラスされてGood!

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カラハナソウの果穂。マツカサの鱗片のような緑白色の部分は苞でその付け根に種子がついています。

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ムカゴイラクサLaportea bulbifera (Siebold et Zucc.) Wedd. 葉や茎にトゲがあり、触るととても痛いです。この痛みの原因はヒスタミンによるものです。繁殖は種子や液果(ムカゴ)で行います。

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大栗の駐車場に到着。木で作った栗のオブジェがありました。ここから歩いて2〜3分のところにクリの木があります。

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大井沢の日本一の大栗


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大きさは樹高16.82m、幹回り8.48m、根周9.48m(平成221119日の実測値)推定樹齢800年

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午後は西川町自然と匠の伝承館でコケテラリウム制作

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作品完成。同じ材料でも色々な仕上がりになってます。

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🔸本年度の活動は終了となりました。参加者のみなさま、お疲れ様でした
来年度のエコトーンやまがたのプログラムについては翌年令和6年(2024年)3月〜4月にブログに掲載したいと考えております。

















# by eco-tone | 2023-10-31 12:12 | 活動報告~村山
【月山姥沢フラワートレッキング】
・日時:2023年9月10日(日)9:00〜15:00
・場所:山形県西川町姥沢
・天候:晴れ時々曇り

昨年度に引き続き月山フラワートレッキング。今回は西川町姥沢から登り始め、牛首下分岐を経てリフト上駅から下山するコースを歩きました。月山は紅葉はまだ早いですが、秋の植物は花盛りでした。また、講師の方からよく似たセリ科植物の見分け方についてレクチャーしていただきました。

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姥沢駐車場で集合。ここから登り口に向かいます

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講師は植物専門家の沢和浩さん。さあ、植物観察Start!

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ツルニンジン(キキョウ科)の花。今年はこの辺では至る所で見られました。
花が終わり果実になっているものが多かったです。

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ミヤマセンキュウ(セリ科)

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クロバナヒキオコシ(シソ科)

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クロクモソウ(ユキノシタ科)

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姥沢口から登山道に入る

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進んでいくと周囲が少しずつ開けていきました

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ゴマナ(キク科)。名前は、ゴマの葉に似ているとかゴマの香りがするからと諸説あり

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雄宝清水で一休み。冷たい清水は美味しい!

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オニシオガマ(ハマウツボ科)。半寄生植物です。

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ミチノクヨロイグサ?ミヤマシシウド?分類が定まっていないセリ科植物です。

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イブキゼリモドキ(セリ科)。トレイル脇の個体は、草刈り後に伸びたため背丈が低いですが本来は30〜80cmになります。

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チョウジギク(キク科)。白く見えるのは花柄。白い毛が密生しています。

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ハヤチネフキバッタと思われる♀が木歩道で産卵中

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ゴゼンタチバナ(ミズキ科)の果実

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ナンブタカネアザミ(キク科)

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牛首分岐近くの木歩道にはバッタがいっぱい!!

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どうやらミヤマヒナバッタのようです。日光浴で大量に現れたのかも…

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分岐からリフト上駅に向かって歩きます。

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シロバナトウウチソウ(バラ科)

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エゾオヤマリンドウ(リンドウ科)の花が盛りでした

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リフト上駅に設置された案内図(下は拡大図)

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青色が今日歩いたコース






# by eco-tone | 2023-09-21 13:34 | 活動報告~村山

第3回目の活動のご案内

第3回目 月山姥沢フラワートレッキング
植物専門家と一緒に歩く姥沢〜牛首分岐〜姥ヶ岳までのフラワートレッキングです。
・日 時:9月10日(日)9:00ー15:00
・参加費:3,500円(会員は500円割引)*リフト代(帰り分)は別途必要(大人800円、小人500円)
・定員:10名   ・申込締切:8月31日(木)
・備考:悪天候の際はコースの変更、中止する場合があります。その他の詳細については事務局ecotone_yamagata@yahoo.co.jpまでお問い合わせください。


# by eco-tone | 2023-08-17 23:52 | お知らせ
【ミツバチはすごい!〜ミツバチと人のつながりを学ぼう〜】
・日時:2023年7月9日(日)10:00〜15:00
・場所:山形県朝日町「ハチ蜜の森キャンドル」
・天候:雨

今回は午前中、養蜂場でミツバチ観察を行う予定でしたが、朝から雨が降り現地がぬかるむため観察ができませんでした。そのため予定を変更して、工房内でミツバチやアシナガバチ類、スズメバチ類についてのお話をしていただきました。また、工房の外に設置したアシナガバチの巣箱を観察しながら嫌われ者のアシナガバチの魅力について、ハチ蜜の森キャンドルのオーナー「安藤竜二」さんから教えてもらいました。

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ハチについてのお話しです。マイクを持っているのが安藤さん↑↓
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キイロスズメバチの巣

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キアシナガバチの巣(左)オオスズメバチの巣(右)

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オオスズメバチ(😎)

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ドロバチ類の巣

ミツロウの特徴について

ミツロウキャンドル作り。まずは手順の紹介

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デモで作ってくれたキャンドル。ミッキーだ!!の声が上がりました♪

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何を作ろうかな〜

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 〜ミツロウラップ作り〜
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ミツロウを溶かします。少し松脂も入っています。工房ではミツロウラップ用のミツロウが購入できます。

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溶かした状態

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布に塗ってクッキングペーパーの上からアイロンがけします

出来上がり。何度も再利用できるのでエコなラップです。電子レンジは不可。


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体験の後は安藤さんが取り組んでいる「アシナガバチ畑移住プロジェクト」について説明していただきました。一般的にアシナガバチは駆除されてしまいますが、実はアシナガバチは農作物の害虫を狩ってくれる益虫なんです。アシナガバチと人間がWin Winの関係になる付き合い方を教えてもらいました。

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移設巣箱の見学

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屋内から屋外に設置された色々なアシナガバチの巣を観察できます。

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最後は工房の壁側にある不思議なドア。扉を開けると・・・大量のミツバチにびっくり!!。ミツバチの巣とミツバチの生態を観察できる秘密のドアです



# by eco-tone | 2023-08-16 18:59 | 活動報告~村山
【残雪のブナ林でお花見トレッキング】
・日時:2023年5月14日(日)10:00〜15:00
・場所:山形県立自然博物園(山形県西川町)周辺
・天候:曇りのち晴れ

今年度初回の活動は、山形県立自然博物園のリュウキンカ広場まで行き、リュウキンカの群生やミズバショウ、ブナの芽吹きなどを観察してきました。当初はネイチャーセンターから出発する予定でしたが、石跳川に掛かっていた橋が壊れたため、旧112号線側から出発しました。

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旧112号線入口に車を停め、ここから歩きます。準備体操もしっかり。

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例年より雪解けが進んでいました。

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さあ、出発!今回は小学生2人と未就学児も一緒に登りました。

ノウサギの糞がポロポロ。冬場は木の皮などを食べています。

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雪の上がパッチ状に緑色になっています。これは雪上に現れる氷雪藻もしくは雪上藻(snow algae)と呼ばれる低温耐性を持つ微細な藻類です。色は藻類が持つ色素によって異なり緑色や赤色、黄色など様々。この時期、雪上藻は月山付近でよく観察されており、山歩きをする人への認知度もアップしています。

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ブナの根あきと雪紅葉(ブナの芽を包んでいる芽鱗が雪上一面に落ちている状態)

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ブナの芽鱗の吹き溜まり。

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イタヤカエデの芽吹き(蕾が見えます)

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オオカメノキの冬芽

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ブナの葉にできる虫こぶ「ブナハアカゲタマフシ」。タマバエの一種が作る虫こぶです。赤くて白いふわふわの毛がついていてかわいい。

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スタッフが見つけたヤドリギを説明中

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子供も急な斜面を頑張って登りました

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福耳ブナ?

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リュウキンカ広場到着!

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リュウキンカが満開でした

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タムシバの冬芽。

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ここは月山山麓。もちろんクマもいます。ブナの幹に残されたクマの爪痕

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雪国の樹木は、よくしなり折れにくい特徴があります。子供3人乗っても折れません。木のトランポリンみたい(^o^)

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行きの天候は曇りでしたが、帰りは晴れて陽が差してきました。

<次回の予定>
・7月9日(日)「ミツバチはすごい!〜ミツバチと人のつながりを学ぼう〜」
ミツバチ観察やミツロウを使ったワークショップを行います。






# by eco-tone | 2023-05-25 19:32 | 活動報告~村山