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by eco-tone
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【左沢楯山城址跡公園(日本一公園)で春散策】

・日時:2025年5月4日(日)10:00〜15:00
・場所:山形県大江町
・天候:曇り、晴れ
大江町の中心部に位置する楯山公園は、地元の豪族大江氏の左沢楯山城跡にある公園で、蛇行する最上川や朝日連峰などの山並みが一望できる公園です。現在、一部整備中ですが、頂上までの散策路は整備されているため、城址の歴史について学んだり、里山の自然に触れたりすることができます。今回はこの公園を周りながら歴史や自然を観察してきました。
 また観察後は、元銀行をリノベーションして作った「大江町まちなか交流館ATERA」のカフェでこだわりの美味しいコーヒーをいただきました。
*「大江町まちなか交流館ATERA」の情報はこちら→https://atera-oe.jp/

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楯山公園駐車場に設置されている案内板

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楯山城の歴史などについて紹介されている案内板。城址の整備もかなり苦労したようです。ちなみにこの案内板の反対側からの眺めが絶景です。

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整備された散策路。

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ウワミズザクラPadus grayana

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散策路を歩いていると季節の植物に出会えました。これはシソ科のカキドオシ

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シャガIris japonica
中国原産で古くに日本に帰化しました。シャガは3倍体植物なので種子はできないので、地下茎で繁殖します。城址の斜面にシャガがよく見られますが、この理由の一つとしてはつるつるシャガの葉が戦さで敵が斜面を上りにくくするためだと考えられているそうです。

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ヤダケPseudosasa japonica。矢竹と書くように昔は矢の材料にされたのでここのヤダケも植栽されたのではないかと思います。

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ヤマブキKerria japonica が咲き始めていました。

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頂上(ゴホンマル付近)南側からの眺め。朝日連峰が一望できました。

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散策はヤマツツジRhododendron kaempferi が盛りでした

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散策路脇で見つけたオレンジ色の物体。正体は樹木酵母と呼ばれるもの。樹液の糖分で酵母菌が繁殖し、そこに赤カビ類が繁殖したものです。









# by eco-tone | 2025-05-16 00:15 | 活動報告~村山
2025年度の会員募集を始めました。ビジター(非会員での参加もできます。割引なし)ご参加お待ちしております。受付はメールでのみ受付しておりますのでよろしくお願いいたします。
*予定は天候などの事情により変更・中止する場合がありますのでご了承ください。

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# by eco-tone | 2025-04-12 01:23 | お知らせ
本年度の活動は終了しました。ご参加者いただいた皆様ありがとうございました。
来年度のエコトーンやまがたのプログラムについては令和7年(2025年)3月〜4月にブログに掲載したいと考えておりますので是非ご覧ください。

# by eco-tone | 2024-12-05 12:25 | お知らせ
【秋のブナ林散策&気ままな「つるあみ」体験】

・日時:2024年10月27日(日)10:00〜15:00
・場所:山形県西川町
・天候:晴れ
午前中は山形県立自然博物園のブナ林で360度の秋探しを行い、午後はアケビ蔓で自由気ままなつる編み作品を作って秋を満喫してきました。

①ブナ林散策
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今日のガイドは県立博物園スタッフの伊藤さんです。はじめにコースを説明していただきました

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ブナ林をゆっくり歩きながら秋探しをしていきます。

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マユミEuonymus sieboldianus var. sieboldianus 。果実がたわわに実っていました。果実は熟すと4つに裂けて中からオレンジがかった赤色の仮種皮に包まれた種が出てきます。

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オオカメノキ(別名ムシカリ)Viburnum furcatum の紅葉。

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クロモジLindera umbellata var. umbellata黒い球状のものが果実
*以前はオオバクロモジとされていきましたが、分類の再検討により最近はクロモジとされることが多いようです

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ある果実(堅果)を割ったものですが何の植物の果実でしょうか?正解は↓

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正解はサワグルミPterocarya rhoifoliaです。山地の沢沿に多くはえる高木で果実には翼があります。質問の写真は翼をとって割ったものです。自然博物園の石跳川沿にはこの樹木が多く見られます。

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ブナ林が見えてきました

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ブナの黄葉

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ブナの黄葉最盛期

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ブナの種子はどれかわかりますか?

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赤色の矢印で示したのが種子です。種子は三角錐の形で、白色の矢印で示した殻斗に入っています。

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面白いキノコ発見!「ホソツクシタケ」。ホオノキの果実から発生するキノコです。山歩きをしていると時々見かけます。

②つる編み
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材料は、事前に採取したアケビ蔓を水につけて柔らかくしたものです。自然素材なので太さも色々で曲がっているものなどもあります。この自然素材の良さを作品に活かしてみました。

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素敵なカゴができそうです。


完成!参加者の作品です。一つとして同じものがないところがこの蔓編みの良さです。

★ガイドをしていただいた伊藤さんには大変お世話になり、ありがとうございました。


おまけ・・・地蔵沼の紅葉
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*今年度の活動はこれでおしまいです。また来年もよろしくお願いします



















# by eco-tone | 2024-12-05 12:21 | 活動報告~村山
巨木に会いに行こう!ー松保の大杉ー】

・日時:2024年9月8日(日)9:00〜15:00
・場所:山形県大江町
・天候:曇り・雨
山間集落跡にひっそりと生きる樹齢約1100年のスギの巨木に会いに行きました。松保の大杉は東北最大級の大きさでその貫禄に圧倒されました。さらに午後は県指定天然記念物の神代カヤを観察に行きました。今回の案内役は、大朝日小屋の元管理人の阿部さんです。阿部さんはとにかく楽しい方で山の知識も豊富、貴重なお話もたくさん聞かせていただきました。

①松保の大杉へ

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松保の大杉への入り口は、朝日町の大谷小学校大暮山分校跡地から入りました。とても細い林道ですが、途中まで車で行きました(軽自動車でもギリギリなのでご注意を)。

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大スギまで車で行けます。私たちは途中から歩いて自然観察を楽しみながら大杉まで行きました。

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ヤマジノホトトギスTricyrtis affinis

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ツノハシバミCorylus sieboldiana Blume var. sieboldianaの果実。堅果を割った中身が食用になります

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アブラチャンLindera praecox の果実
名前が可愛らしいクスノキ科の灌木で、特に果実はいい香りがします。種子は油分が多く搾油できます

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シラヤマギクAster scaber

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トチノキAesculus turbinata の果実。栗まんじゅうみたいで美味しそうですが、渋抜きをしないと食べれません。

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林内を抜けると開けて大杉が見えてきました。

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大杉の隣には田んぼがあり、素晴らしい眺めです。こうしてみると大杉と田んぼには一体感があり、大杉の生育には田んぼが重要な役割を担っているように感じます。

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幹はとても太く、途中から枝が分岐しています。樹勢もよく、素晴らしい風格を醸し出していました。

②神代カヤへ
大杉のところで昼食を済ませた後、車で神代カヤに向かいました。

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道路沿いにある案内看板。ちょっと迷います。


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アオソ畑の中にモコモコっとしている木が神代カヤです。このカヤを含め辺りは私有地です(事前に地主さんに連絡を取って入っています)。

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推定樹齢は1500年、東北一の大きさと書いてあります。

斜面上(裏側)から見たカヤ。太くて歴史を感じる趣です。幹の途中から大きく2つに分岐しており、上部には着生植物が生えていました。着生植物が成長し、カヤへの影響がないか心配です。


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カヤは斜面に生えており、大枝を地面に着くように四方に広げていました。

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フクラスズメという蛾の幼虫が大量発生!アオソの葉を食べまくっていました(*_*)

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神代カヤの果実

◎今回の巨木はどちらも知る人も少ない木でしたが、どちらも素晴らし風格を持っており、山形県の宝として大切に見守っていきたいです。












# by eco-tone | 2024-10-02 12:52 | 活動報告~村山