『月山高山植物観察会』→雨のため羽黒山植物観察会に変更
登山口近くに設置された案内看板
初めは、舗装された林道を上って行きますが、途中から未舗装の山道になります。
イガホオズキ(ナス科)。果実を包む萼の表面にトゲのような突起があります。
日本海側の山地に生えるニッコウクルマバナ(シソ科)ではないかと思われます。
エゾアジサイ(アジサイ科)。装飾花の青色が美しい
オカトラノオ(サクラソウ科)が群生して咲いていました。
ノリウツギ(アジサイ科)。名前に「のり」とあるように、昔この植物の根から採った糊を紙すきに利用した地域があるそうです。
昼食の時は、雨が止み庄内平野を見ることができました。
シャクジョウソウ(ツツジ科)。葉緑素を持たない腐生植物のため全体がクリーム色。茎にある鱗片のようなものが葉(鱗片葉)。
羽黒山神社に到着
コウホネの花
Q:このカエルのカップル、なんだかおかしくありません? A:それぞれ種類が違います。下)トノサマガエル 上)モリアオガエル
ハイハマボッスの観察
ハイハマボッス(サクラソウ科)。国のレッドデータブックで準絶滅危惧種(NT)の希少な植物です。羽黒山山頂付近はこの植物が多数群生していて貴重な場所です。
オニノヤガラ(ラン科)シャクジョウソウと同じく葉緑素がない腐生植物。ナラタケと共生することが知られています。
杉の巨木を眺めながら、帰りは月山ビジターセンター方面に下りる参道を降りました。
・日時:2021年7月10日(土)9:00〜15:00
・場所:鶴岡市羽黒町
第3回目は、月山弥陀ヶ原での高山植物観察会の予定でしたが、雨のため急遽、羽黒古道(鉢子登山道)から羽黒山までの植物観察会を行いました。天候は小雨が降ったり止んだりの1日でしたが、希少な植物や変わった植物をいろいろ観察できました。
#
by eco-tone
| 2021-08-24 13:53
| 活動報告~村山